食育に味わい教育を。食育の資格ならフードコンシャスネス研究所

 

しじみ先生とフードコンシャスネス的こころ
第9回 「卵の色の不思議 ~鶏卵と鶉卵」

ss ごきげんよう!「こころで食べる 味わい教育」を実践しているしじみ先生こと学習院女子大学の品川明です。

 さて、今回は卵の話をしましょう。

 酉年の最初のお話が、偶然にも鶏に関わるとは、今年は幸先良い1年になりそうです!

 

しじみ先生:今まで、生卵を割ったことがある人は手を上げて下さい。

子ども:はい!はい!

 大きな声の反面、全員が手を挙げてはいないようです。

しじみ先生:それでは、割ったことがある卵は生卵でしたか?ゆで卵でしたか?または両方でしたか?

子ども:生卵です。割るとき、ちょっと失敗して、黄身が壊れてしまいました。ゆで卵はむきにくいものがありました。

しじみ先生:すごいね!どっちも割ったことがあるんだね。その卵はどのような色でしたか?

子ども:白い色や茶色ぽいのもあります。ちょっと青白いものもあります。

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しじみ先生:これまた素晴らしい。いろいろな色があるね!

しじみ先生:それでは大きさの違う鳥の卵をみたことはありますか

子ども:ダチョウの卵はすごく大きいです。デパートで売っていました。

しじみ先生:小さい卵はみたことはありますか。

子ども:????

 

 

 

 

♪ニワトリとウズラの卵を比べよう

9_2しじみ先生:それでは、この2つの卵をみて、発見したことや気づいたことはあるかな?

子ども:大きさ、色や模様が違います

しじみ先生:大発見ですね。それではどうして大きさや色が違うんだと思う?

子ども:大きさは、親の鳥の大きさの違いだと思います。色の違いは、なんだろう?

しじみ先生:大きさのちがいは親鳥の大きさと関係があるようですね。素晴らしい推測です。それでは小さい方の卵はどのような鳥の卵でしょう。

子ども:ウズラです。

しじみ先生:素晴らしい、どこかで見たことがありますか。

子ども:ウズラの親鳥は見たことはありません。スーパーの卵売り場で、ウズラの卵は見たことがあります。

しじみ先生:では、白い方の卵はどういう鳥の卵でしょうか。

子ども:普通のニワトリです。

しじみ先生:ではちょっと写真をみてみましょう。何か発見したことはありますか。

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子ども:ニワトリの色と卵の色、ウズラの色や模様と卵の色や模様が似ていると思います。ウズラの隣にスズメがいると思います。ウズラはあまり大きくないと思います。

しじみ先生:すごいところに気づいたね。白いニワトリの卵は白っぽく、ウズラは茶色っぽくて羽の模様と似ているね。ウズラは隣のスズメと比べてもそんなに大きくないことも発見したね。みんな素晴らしいよ。

 

 

♪卵の色の不思議

しじみ先生:ウズラの卵が親鳥の羽の色と似ていることがわかりました。それではどうしてウズラはこのような羽の色なのでしょうか。考えてみましょう。

子ども:はい! まわりの色と同じ色で敵から隠れるためだと思います。卵も親が巣からいなくなっても、敵から目立たない色にした方がよいと思います。

しじみ先生:みんな素晴らしいよ。それでは、白卵はどうでしょうか。ウズラのように自然の中で目立たない工夫がありますが、白かったらどうなるでしょうか。

子ども:白いと目立って、敵に食べられてしまうと思います。でも普通のニワトリは自然の中で暮らしていないので、白くても大丈夫だと思います。

 子どもたちはみんなでコミュニケーションを重ね、理にかなった応えをちゃんと導き出したのです。

 日ごろは何気なく目にしている卵の色の「理」を一生懸命考えて、鳥の羽の色や卵の色の理由について、自然の中で生きるために工夫がいっぱいあり、生きることはすごい工夫があってはじめて成り立つことに気づいたに違いありません。

 本当に自然には不思議がいっぱいあり、おもしろいですね。疑問を持つことやなぜだろうという意識が大切ですね。




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