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しじみ先生とフードコンシャスネス的こころ
第12回 アサリの前と後ろはどう見分けるの?

ss ごきげんよう!「こころで食べる 味わい教育」を実践しているしじみ先生こと学習院女子大学の品川明です。
 前回は今が旬のアサリの口やエラを発見しました。今度はアサリの前後左右や殻の開閉などについて考えてみましょう。
しじみ先生:アサリにも口やエラのある動物だとわかりましたね。動物には、前と後ろがあるけれど、アサリにも前と後ろがあるのかな? 前には何があって、後ろには何があるんだろう?
子ども:アサリにも前と後ろはあると思います。前には顔があるんじゃないかな。
しじみ先生:すごいよ!人を含めた多くの動物の前には顔があるね!いいよ。それではアサリの顔はどこかな?または、顔には何があるかな。
子ども:はい! 人間のような顔はアサリにはないと思います。動物なので、食べるための口があります。
しじみ先生:素晴らしい!そうです。口がある方が前ですね。口が前にないと大変ですね。それでは、後ろには何があるでしょうか。
子ども:はい! おしりがあります。
しじみ先生:すごいね!おしりって何でしょうか。
子ども:はい!はい!肛門です。
しじみ先生:それでは、アサリの前と後ろはどちらでしょうか?

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子ども:はい。エントツがある方が後ろで、その反対に小さい口があったので、前です。
しじみ先生:そうです!素晴らしいですよ。それでは、殻が閉じている状態で前と後ろはわかるかな?よく観察してね!
子ども:はい。こっちにエントツがあるから、こっちが後ろです。
しじみ先生:すごい。鋭いよ。それでは、殻をこのように開きます。どっちの殻が右でしょうか?

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子ども:はい!前がこっちで、後ろがこっちだから、右を向いている殻が右ですね。
しじみ先生:すごい!そのとおりです。アサリにも前後左右があるということがわかったね。
子ども:はい、しじみ先生、しじみも一緒ですか?
しじみ先生:そうですよ。今度、しじみのみそ汁を食べる時によく観察してみましょう。
♪貝はどうやって開閉するか
しじみ先生:今度はみんな殻をカスタネットのように開けたり閉めたりすることができますか?殻を閉じてみましょう。次に、手の力を緩めるとアサリはどうなりますか?
子ども:ハイハイ。殻が開いてきます。
しじみ先生:そうですね!どうしてアサリの殻は自然に開くのでしょうか?よく観察してみましょう。
子ども:はい。ここの茶色の部分が殻を開けていると思います。
しじみ先生:素晴らしい。そのとおりです。いいですね。みんなも発見したかな。この部分は蝶番(ちょうつがい)のようだね。それでは、生きているアサリはこの殻をどこで閉じていると思いますか?
子ども:はい!貝柱だと思います。
しじみ先生:すごい!アサリを食べたとき時々殻に残っている2つの貝柱がありますね!そ

の通りです。この貝柱です。それでは、この貝柱の正式な名前を想像してみましょう。

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子ども:はい。殻を開けたり閉めたりするので、「開閉筋」ですか?
しじみ先生:なかなかいいセンスですよ。殻を開けるところは別にあったんじゃないかな。貝柱は開けることと閉じること、どっちの役割があるのでしょうか?
子ども:わかりました。貝を閉じるから、「貝閉じ筋」ですか?
しじみ先生:いいですよ。閉じている部分は貝のどの部分ですか?
子ども:閉じるのは「殻」だから、「殻閉じ筋」ですね!
しじみ先生:鋭い!すごい想像力ですよ!ほとんど当たりです。正解は「閉殻筋」。殻は「かく」と読みます。そこで殻を閉じるための筋肉ということから、正確には『へいかくきん』といいます。みんなは全員で貝柱の役割から名前を当てたことになりますね!みんなに拍手です。素晴らしい!
 子どもたちは今回もみんなで観察し、コミュニケーションを重ね、理にかなった応えをちゃんと自分の発想の中から導き出しています。
 アサリも自然の中で生きるために工夫がいっぱいあることを学び、本当に自然には不思議がいっぱいあり、おもしろいことを理解してきます。
 次回も楽しみにして下さい。自然の不思議をひも解けるといいですね!

 

 




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