昨年の秋にある勉強会に呼ばれました。それは管理栄養士、栄養士の方々の勉強会です。
管理栄養士の資格は国家試験ですので、能力のある方々の集まりですね。
自由討議の中で、ある方が、「せっかく資格をとったのに、あまり待遇の良い仕事がない」というのです。もったいないですね。
しかしそこに参加された方々のお話を伺っていて、気づいたことがあります。
今日の社会は、企業のみならず商品も人も、あるいは資格や能力なども、あらゆるものが類似化しています。こうした類似化社会では少々資格や能力・技術を持っていても、それだけでは競争力にならないのです。
そのことに気づいていないのです。
管理栄養士や栄養士、あるいはフード・コーディネーターあるいは中小企業診断士などいろいろ資格や能力・技術があるのに仕事がうまく見つからない人が沢山います。
なぜでしょう?
こうした方々にはいくつかの共通した特徴があります。
・長年のキャリアがあるにもかかわらず、自分のアピールポイントを知らない。
・自分の能力や魅力が上手くアピールできない。
・共感力がない。。。等々。
つまりこの方々は自分をうまく特徴ある存在、つまりブランド化できていない、
あるいは自分のせっかくの価値をうまく価値伝達できていないのです。
つまり“自分のマーケティング”がうまくできていないということですね。
でもこれは大変な社会的資源の損失ですよね。
そこで私、江口泰広が会長をしているフードコンシャスネス研究所で、「個人の
マーケティング」研修を始めました。
研修名は「食のプロのための自分ブランディング戦略講座」です。
この講座は自分の特徴や売りが分からないあるいは自分の価値が理解できていない、
同時にそのアピールの仕方が分からない人を対象にしています。
講座では自分マーケティングとブランディング戦略のエッセンスのお話をして、
その後でグループワークを通じて、自分のキャリアや自分のやりたいことなどを
紹介しあいます。
そしてお互いの良いところを確認しあい、最終的に自分のキャッチコピーを作る
というものです。
人は自分のことを知っているようで、実は一番自分のことを知らないのが自分です。
反対に人は相手のことが結構よくわかります。
食のプロと食関連の方を対象にしているようですが、食にかかわらず他の職業の方でも
自分ブランディングのために十分参考になる内容が含まれていると思います。
私のパートナーの品川明教授と2人で講座を担当します。
ご興味のある方はこちらからどうぞ!
味わい教育インストラクター資格